ワイヤレス・ユビキタス 研究室

久保田周治 教授

分野 無線通信工学
プロフィール
出身地
東京都
趣味
音楽(なんでも)、温泉旅行、読書(歴史もの)
学生の皆さんへ
自分の知力・体力・努力と感性が世の中の役に立つ喜びをぜひあじわってください!
キーワード 無線LAN、近距離無線、ユビキタス

ワイヤレス技術で未来をもっと面白く

  • 無線LAN(Wi-Fi)伝送方式のシミュレーション

高機能なワイヤレス技術の実現に向けて

携帯電話やインターネットは、人やモノとつながるためのコミュニケーションツールとして重要な役割を果たしています。最近はワイヤレス技術の進化で、人がモノや環境と自由につながることができるようになりました。研究室ではワイヤレス技術をより進化させ、社会でどのように活用させていくかに焦点をあてた研究をしています。
例えば、今考えているのは避難誘導で使用する非常灯の有効活用です。通常、非常口が2方向ある場合、その方向を左右「←→マーク」で示しますが、非常時は避難経路の方向やより近い方向のみ「→マーク」が点灯すれば、すばやく安全に避難できます。そこで応用できるのが、近距離無線の技術です。モノとモノが通信するので、例え壊れた個所があってもそれを飛ばしながら、リレーのように点灯させることが可能になります。モノ同士の通信技術は、今後社会のさまざまな場面で活用できると考えています。

研究を通じて社会で役にたつ喜びを感じてほしい

同時に、技術の進化で問題も生じています。具体例としては、通信速度を速めるために急速に増えた無線端末によって生じる干渉と呼ばれる電波障害です。アンテナの数が増え、快適に利用できるようになったものの、お互いの電波同士が複雑に重なりあい、通話状況が悪い、つながりづらいなど不具合も生じるようになりました。現在はその複雑な電波の干渉をどう解きほぐすかの研究を行っています。
また、東京オリンピックに向け、Wi-Fiの整備が進んでいますが、通信量を増やすための電波の周波数には限りがあります。そこで、OFDM(デジタル信号の変調方式の一種)の技術を取り入れて、複数の電波に情報をのせ、まとめて送信することで、快適な電波状況を提供できないかを模索しています。研究は人類の知的財産であり、開発や実用化は社会に役立ちます。自分の専門知識を活かして、社会の役にたつ喜びを感じてほしいと思います。

研究室リスト